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紙切れの列車

・・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・

このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※

おはようございます。造形リトミック・津田沼教室講師の藤田です。

♪「チョキチョキ チョキチョキ はさみで切ろう」と歌いながらゆっくり紙が切れるようになったYくん、はさみの持ち方も上手になり、今では長い直線も切れるようになりました。

その日は蒸気機関車のステージ・アートの製作。山・木・蒸気機関車・自分で描いた新幹線・次々に切っていきます。

そして蒸気機関車「シュッポ シュッポ」、新幹線「ビューン、すごいね」と言いながら、ステージ・アートのトンネルや丘の上を走らせて行きます。

そのうち、机の端に残っていた切り落としの紙を見つけると、それも手にとってニコニコしながら走らせました。

時にはひらひら山に登ったり、スピードを出して走ったり・・・。何も描いていない紙切れだけど、Yくんの心の中では素敵な列車になって走っているのですね。

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