記事一覧

世界児童画展(1)

・・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・

このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※

おはようございます。造形リトミック・国立教室講師の神原です。

毎年秋のこの季節は、「世界児童画展」の作品作りに取り組んでいます。2ヶ月かけて完成させる大きな絵です。いつもの八つ切りの2倍の大きさの四つ切の画用紙に描きます。

Kくんは今までに4回経験しましたが、4回とも大好きなトラックを描きました。今年もトラックかな・・・と思いましたが、「電車を描いてみようか?」と言ってみると、抵抗なく新たな画題に取り組むこととなりました。

歌に合わせて電車を描いたあと、「次に何を描こうか?」
大きい画面なだけにまだ白いところがいっぱい。少し考えて「・・・駅は・・・」。

Kくんの「駅」という発想から、様々なものが加わっていきました。「Kくんの乗る○○駅、どんな駅?何がある?」

「スーパーマーケット」の曲で、まず西友を描きました。・・・毎週少しずつ、画面がにぎやかになっていきます。昨年までは見られなかった「人」の姿も描き込まれました。そして、なんと今川焼きやさんは二軒!大好きだそうです。明日は彩色に入ります。

造形リトミックの絵かき歌によってひきだされる「描きたいもの」や、「描けそうだ!」という気持ちをもとに、それぞれの生徒さんがそれぞれに個性的な「大作」に取り組んでいます。

http://www.zoukei-rythmique.jp