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世界児童画展(2)

・・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・

このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※

おはようございます。造形リトミック・越谷教室講師の西です。

Kくんは、教室のドアまで毎回駆け足、笑顔満面でやってきます。今年の世界児童画展の絵は「かに」を描きました。

当初Kくんは、慎重な性格のためか、クレヨンで描く線がホルダーを使っても弱々しい線でした。それが今では、ホルダーも使わずに楽しそうに力強く描き上げます。

絵の具で色付けをする手も一ヶ所に止まらず、筆を大きく動かして塗ることができます。大人でも子どもでも緊張すると体が硬くなり小さな動きになってしまうものですが、Kくんはとても伸びやかです。

作品が出来上がるとKくんは「かに」と書き、また手をチョキチョキとはさみにして「かに」の動く様子を笑顔で演じてくれました。Kくんの笑顔がいつも保たれた状態で学習できるようにしていきたいと思います。


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