・・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・
このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※
おはようございます。造形リトミック・相模原教室講師の増田です。
毎月、パソコンでカレンダー作りをしています。初めのうちは、さほど関心もなさそうに、ただ作るだけだった生徒さんが、最近では自分用と知り合いの3才の子用の2種類を作るようになりました。
11月のカレンダー、自分用のイラストは「トンボ」と「栗」にしました。
「もうひとつはイラスト何にしようかなぁ。3才だからね。・・・あっ!七五三がいい!」
3才の子には、どんなのが喜んでもらえるか、と考えながら作りました。出来上がると満足げにさっさと鞄にしまいました。
誰かに喜んでもらうって、とてもうれしいことですよね。そんな気持ちが彼女の中にも育ってきたようです。自分ではなく、相手が何を好むか、何を喜ぶか、そんな風に思いをはせることができるようになったとは、ずい分と心も成長したものです。
それだけでなく、相手のことを考えるゆとりも心のどこかに生じてきたのでしょう。また、自分と相手とは違うのだと、ということも
言葉ではなくとも感覚的に理解ができてきたのでしょう。
これからのいろいろな場面でのコミュニケーションにとって、大切なものを獲得し始めているように思います。とても嬉しいことです。
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