・・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・
このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※
おはようございます。造形リトミック・所沢教室講師の駒塚です。
国語の学習、中でも読解。今、その高い壁を乗り越えようと、一人の生徒さんが学習に取り組んでいます。
はじめは、テキストの拾い読みから始め、今では音読は卒業。テキストを区切りながら、簡単な問なら答えられるようになりました。次のステップ、本格的な読解への挑戦です。
問を読んでも何を聞かれているのかわからない様子、という時もあります。ここは、苦手意識を持たせないように、国語嫌いにならないようにと、ゆっくり少しずつ進めています。
まずは、問の意味を理解させる、どうやって考えたらよいか、答え方を教えてあげる。一緒に考えていく、といった感じです。
わからそうなときには、「むずかしいね」と言って、こちらも首を傾げながら一緒に考えます。よくある3者択一の問の時には、まず「絶対にちがう」というものから消去していきます。「これは、おかしいよね」と笑いながら。そして正解へと導きます。「じゃあ、これだよね」と言って。
そもそも造形リトミックは、絵画も描き方を指導するべきだという立場をとっていますが、国語や算数、教科の教育においても同じです。答えの導き方、答え方を充分に見せてあげることです。
教室で行ったワークを宿題にするときに、いつも親御さんに申し上げます。「説明しながら、一緒に記入していってください。叱らずに・・・」
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