・・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・
このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※
おはようございます。造形リトミック・国立教室講師の安田です。
Iくんは、造形リトミックの教室に通って7年目になります。今年も絵画展に出品するための絵を描きました。作品はいつも四つ切の大きな画用紙に描きます。しかしこれまでは、画用紙は大きくても、Iくんがそこに描くのは、小さな絵でした。
ところが今回は、画用紙のサイズにピッタリの立派なクワガタを一匹描いたのです!これには、講師も親御さんも大喜びです。
そこで最近の作品を見返してみると、先月描いた「テレビ」も画用紙に大きく描けていました。テレビとリモコンとコンセント、それぞれの大きさがとてもバランスよく描けていることにあらためて気づきました。いつの間にか、大きく描けるようになっていたのですね。
ちょっと距離をおいて見てみると、そんな成長に気づきます。今回はおまけに、教室でもご家庭でも会話がはずむようになってきたことにも気づきました。
ちょっと距離をおくと見えてくる、小さな成果や成長。それを親御さんと一緒に喜び合いながら、療育は進められていきます。
http://www.zoukei-rythmique.jp