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画用紙に、咲いた

・・・・Elephasブログ・・・・・

このブログでは、発達支援教室Elephas(エレファース)での
日々のふとした出来事や気づきを記述しています。
ひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、
親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※



おはようございます。津田沼教室の堀です。


車椅子で都内から津田沼教室に通っているSくんは18歳になりました。
幼い頃から教室に通い続ける、
お母様の深い愛情に支えられている生徒さんです。

Sくんとは目や表情、手の動きで会話しています。

毎回、二人で一緒に絵を描きます。
向かい合い、一つの筆を一緒に握って描きます。
周りから見ると講師が描いているように見えるかもしれません。
でも、Sくんが描きたくない時には腕を動かしません。

先日、赤い薔薇の絵を描きました。
3cm角に切ったスポンジを割り箸の先に付けて筆代わりにして
赤い絵の具をつけ、画用紙に3回ほど押し付けた時、そこに
ほんとうに赤い薔薇が咲いたように見えました。

その時の驚きや喜びをSくんも同じように感じたことが
目の輝きや表情からわかりました。
その後は、細い筆に替えて枝や葉を描く時もSくんの集中力は途切れることなく、
しっかりと力を入れて筆を動かしていました。

とても充実した感動的な時間はあっという間に過ぎていきます。
授業後に、Sくんが少し顎を上げて得意気な表情をしていたのが
印象的でした。



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