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彼の作文

・・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・

このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※

おはようございます。造形リトミック・相模原教室講師の水村です。

小学校4年生の生徒さんです。今、作文に取り組んでいます。2年生くらいまでは、算数は好きだけど国語(ことに書くこと)は少々苦手というタイプでした。

会話でも、「それでどうだった?」と尋ねると、
「楽しかった・・・」
「ほんと?」
「かなしかった・・・」と、覚えたての人の感情を思いつくままに言う感じでした。

3年生くらいから、その週にあった出来事を自分から積極的に話すようになり、「楽しかったから、また行きたいよ」などと言ってくれるようになりました。「じゃあ、いま言ったことを書いてみようか」の一言から、彼の作文が始まりました。

4年生の今、その日にあった出来事の記憶を時系列にそって一気に再生し、記録していくことができます。書きたいことを一心不乱に書くその姿は、一流作家のようです。

http://www.zoukei-rythmique.jp