記事一覧

「ぼくがやりましょうか?」

・・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・

このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※

おはようございます。造形リトミック・国立教室講師の丹代です。

Nくんは、教室に通って10年です。作業所に通いだして大人の仲間入りをした頃から、だんだんと落ち着きを見せ、大人の言葉遣いや心遣いができるようになってきました。

最近のことですが、私が工作でノリの蓋が取れずに四苦八苦していると、「ぼくがやりましょうか?」と手を差し出してくれました。その言葉を聞いただけで心がホッと暖かくなり、成長されたな~と改めて感心しました。

「ありがとう」「ごめんなさい」も大切な言葉ですが、「やりましょうか?」「やっておきます」もとても大切な言葉ですね。優しい言葉は、その場の雰囲気も気持ちも優しくしてくれます。Nくんの心優しい思いやりのある言葉に私もお母さまも心が暖まりました。

http://www.zoukei-rythmique.jp