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はたちのゆきちゃん

・・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・

このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※

おはようございます。造形リトミック・相模原教室講師の大見川です。

先月、成人式を迎えたゆきちゃんは少し大人の自覚が出てきたのでしょうか、言葉遣いや受け答えがいっそうていねいになりました。工作で「ふくろう」を作っているときに、「こうすると面倒だから、こうすると良いわね」と羽の向きを逆にしたとたん、「大人はめんどくさいって言っちゃいけないんだよ」と一言。

本当にそうですね。面倒と思えることも、投げ出さないで工夫して越えていくことが大人に求められること。大人になったゆきちゃんにとって、とても大事なことですね。ちょうどひと月前になりますが、成人式を終えたゆきちゃんの日記をご紹介しましょう(公開についてはご了承済みです)。

「成人式」

 1月18日にようご学校の成人式に出ました。ピンクの着物を着て頭にお花をつけました。おけしょうをして、口べにもつけました。学校についたら、「かわいいね。」とみんなにいわれました。とてもうれしかったです。
 成人式は、きんちょうしたけどみんなと会えてたのしかったです。あまり、おはなしをしないで、みなさんと笑っていました。
 成人式のあと、おじいさんとおばあさんと家族で、ぎん座のカニどうらくに行きました。たくさんカニを食べました。すごくおいしかったのであまりおはなしをしないで食べました。着物をきていたのでくるしかったです。
 家にかえってから、たびをぬいだらおやゆびにマメができていました。とちゅうでいたかったけれど気がつきませんでした。着物をぬいだら「つかれた。」と思いました。

先生より:はたちのゆきちゃんのスタートですね。おめでとう、ゆきちゃん。