・・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・
このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※
おはようございます。造形リトミック・国立教室講師の富澤です。
Tくんは、サッカーが大好きなスポーツマンです。地域のサッカーチームに所属し、世界大会出場を目標の一つに掲げ、学校生活、勉強、とがんばっています。
4月からは、中学3年生。昨年の秋から学校見学や情報収集を重ね、親御さんと一緒に進路について考えています。毎日の学校での勉強も大切にしながら、「受験」に向けての取り組みも少しずつ焦点を絞って、本格的になってきています。
教室ではその取り組みのひとつとして、作文の練習を重ねています。自分のことを知ってもらいたい、自分ががんばっていることについて伝えたい、自分の興味関心について詳しく説明したい・・・こうした気持ちや意欲を大切に育んでいくことが、作文の力を培っていくことにつながります。
まずは、サッカーについていろいろな側面から、講師がインタビューをしていきました。Tくんからの答には、作文の中にぜひ書いておきたい表現がたくさんありました。
・「体がなまらないように、きつい体力づくりのトレーニングもがんばっているんだ」と答えたときの誇らしげな表情。
・「きっかけは、うーん・・・お兄さんがやってたからかな」と少し昔を懐かしむような顔。
・「代表メンバーからはずれないように、がんばるよ!!」という力強い言葉。
どれも生き生きとした表現です。これらの言葉を生徒さんと講師が交代で文章に整えて、実際に書きながらテーマに沿って作文を仕上げていきます。
(あしたに、つづきます)
http://www.zoukei-rythmique.jp