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「先生、もっとやろう!」

・・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・

このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※

おはようございます。造形リトミック・越谷教室講師の会田です。

Kくんは、算数の課題を出すと、「やだ~、やりたくない、疲れた」と暗い表情になってしまうことがあります。

そこで、お鮨の好きなKくんには、お鮨の具体物を使ってたしざんの練習です。たまご、うに、いくら、まぐろ・・・色とりどりおいしそうです。「Kくんは何が一番好き?」と聞くと表情が一変、「まぐろ!!」と元気に答えます。Kくんは、すし屋の店長役。私が、お客さん。注文して、お皿に載せてもらいます。

「へい!らっしゃい!おまちどう!」と掛け声まで出て、Kくん楽しそう!見聞きしてよく知っているんですね。お店でのやり取りの練習にもなります。出されたお鮨を食べる真似をすると、声を立てて笑います。その笑顔で私も元気が出て、力が湧いてきます!

さぁ、全部で何個食べたかな?プリントにたしざんの式を書いて確認です。いつもは「書きたくな~い」というところ、「先生、はやく書こうよ!」とやる気満々。「先生、もっとやろう!もっと食べて!」と満面の笑顔のKくん。その後の課題も積極的にできました。

Kくん、また一緒にお鮨のたしざん、やろうね!

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