・・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・
このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※
おはようございます。造形リトミック・国立教室講師の冨士道です。
桃の花を描きました。桜の花は良く知っていても、桃の花はなじみのない生徒さんがほとんどでした。まず、図鑑で花びらの色・形・開花の違いなどを調べます。その後、音楽に合わせて絵を描きます。そして今度は、工作で立体表現をしていきます。最後に工作の手順を箇条書きにまとめ、感想も書きとめました。
1.わりばし2本をセロテープでつなげる。
2.その上から、茶色の折り紙を巻きつける。
3.花と葉をつける。
4.紙粘土で花びんを作る。
5.絵の具で花びんを塗って、花をさす。
感想
・セロテープを、こうやる(輪にする)のがむずかしかった。
・わりばしに茶色のテープをグルグルする(まく)のが、おもしろかった。
・桃の花は、きれいなのでもう一度作りたいです。
・大変だけど、がんばりました。
・・・など、生徒さんの感想もさまざまでした。
ひとつのテーマから、絵画、道具の使い方、工作、理科、作文・・・と展開することができました。ことに、手順を自分の言葉で表現することは、作文を書くトレーニングとして効果的なとっかかりとなりました。
生徒さん一人ひとりが心を込めて作った「桃の花」は、たった一本でも華やかで、お母さま方に喜んで頂いています。
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