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春でも「おでん」

・・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・

このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※

おはようございます。造形リトミック・津田沼教室講師の松丸です。

ちょっとした演出と音楽で、生徒さんの気持ちが動きます。料理の本から「おでん」の写真をカラーコピーし、お鍋の絵に貼って蓋をしておきました。

♪においがするぞ なんだろう おいしそう♪と音楽をかけて、
「ぐつぐつ煮えてるよ。これは、おでんのにおいだよ」と言いながらお鍋の蓋を開けると、・・・Tくんがニコッとします。講師としても、うれしい瞬間です。

「Tくん、おでんは好きですか?嫌いですか?」の問いかけに、「好きです」にシールを貼って自分の気持ちを表してくれました。後でお母さまに伺うと、「お鍋はよくするのですが、おでんはあまり・・・」とおっしゃっていました。

Tくんは、おでんを食べてみたいなと思ったのでしょうか?それとも、蓋を開けたらおでんがあったことが、そんなあそびのような学習が楽しかったのでしょうか?だから、お家ではあまりおでんは食べないのに、「好きです」にシールを貼ってくれたのでしょうか?

そういえば、Aちゃんのお母さまも、「おでんは作ったことがないんです」とのことでした。でも、Aちゃんは「おいしそう!」と思ったのでしょう。印刷されたおでんをはさみで切り取り、お皿にのせてから「はし!」と要求。割り箸を添えて、持ち帰りました。

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