・・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・
このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※
おはようございます。造形リトミック・越谷教室講師の西です。
Tくんは、かけ算も割り算も得意げにやりこなします。
ところが久しぶりにくり下がりの引き算を練習したとき、
Tくん「一のヘヤから引けないから・・・?・・・?」
助け舟で講師が、
「そうね。引けないから借りようか?どのヘヤから借りるの?」
Tくん「十のヘヤ!」
やり方を思い出すのに少し時間がかかりましたが、思い出してからは、自分の両手の指を折ったり、数えたりして答を次々に出していきました。そのときのTくんの両手が、私にはまるで計算器のように見えました。そして、Tくんの目は集中しきっていて、プリントをやり終えた顔はとても満足そうでした。
こうして四則の計算をくり返し行いながら、それぞれの計算の手順の意味をより深く理解していくものと期待しています。
http://www.zoukei-rythmique.jp