・・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・
このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※
おはようございます。造形リトミック・国立教室講師の丸山です。
Cさんは、歌唱造形のたくさんのレパートリーの持ち主です。
その日は、「ネコ」を描きました。顔、からだ、前足、後ろ足・・・と、曲にあわせて描きます。毎年、何回も何回も繰り返し描くことで、去年よりもバランスがとれ、彼女らしさの溢れる、今にも語りだしそうなネコが描けました。
絵の具で彩色しているときです。突然ネコの下に、「にね」と書きました。書字よりもパソコンで文字を綴ることが得意なCさんが、自ら書いたことにびっくりしました。
「にゃんにゃんの”に”と、ねこの”ね”ですね」と声をかけると、歓声をあげました。別紙に「ねこ」と書いて示したところ、自分自身で「にね」のあとに「こ」を付け、さらに「ね」と「こ」の文字に絵の具で丸を付けました。
彼女の中で、文字と絵の結びつき、気持ちが高まったのがわかりました。最高の「ネコ」でした!
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