・・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・
このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※
おはようございます。造形リトミック・国立教室講師の丸山です。
テレビで映画を見るのは、なんだか得した気分になります。Sくんとお母さまは、先日「ターミネーター」をご覧になったそうです。
映画の冒頭は、登場人物紹介や状況説明などで退屈しがちです。お母さまは、「もうすぐおもしろくなるから、もうちょっと見ててごらん」と声をかけたそうです。これまでは、それでも自室に行ってしまったそうですが、今回は一緒に最後まで見続けられたとのことでした。
人間が液状になり、再度人間の形をとるシーンのたびに爆笑だったそうです。
映画を見終わって、Sくんの言葉、
「かつてのお母さんです」。
きれいで強い登場人物をさしてSくんが言ったそうです。
「”かつて”という表現が出てきたことに、びっくり。凶暴なくらいの強さをもつヒロインを、どう母親に重ねたのか?息子は私をどう見ていたのか?」・・・お母さまより。
お母さまには、映画よりも、お子さんの感想の方が衝撃だった、Sくんとの映画鑑賞会でした。
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