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形のうつくしさ

・・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・

このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※

おはようございます。造形リトミック・国立教室講師のと神原です。

Tくんと放射の花火を描きました。
まず、Tくんと一緒にコンパスで円を描き、針のあとの上にシールをはり「ここが真ん中だね」と確認します。そして、十字形となるように円周の上にシールをはり、真ん中のシールとそれぞれクレヨンで結びます。

次にシールの間が均等になるように違う色のシールをはっていき、Tくんの選んだ色で外側のシールめがけて「真ん中からほうしゃ、真ん中からほうしゃ・・・」を繰り返していきます。そして、円周がシールでまるくつながると同時に、中心から均等にのびたさまざまな色の放射の線・・・美しい花火の完成です。

シンプルな法則に従い、順を追って作業していくことで複雑な美しい形ができあがります。(こんなきれいな形がかけた!)できあがった花火をジィッと見つめるTくん。お母さまも「まあ、きれいね・・・」とにっこり。

身の回りには、このような美しい形がたくさんありますね。
花、星、太陽、水の波紋・・・造形リトミックのリズム造形から、手先の作業的な訓練とともにそんな法則のある形の持つうつくしさも感じてもらえたら・・・と思います。

http://www.zoukei-rythmique.jp