・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・
このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※
おはようございます。造形リトミック・国立教室講師の御供です。
毎回、何かしらの工作ではさみを使います。はさみが安全にきちんと使えるようになるように、はさみの向きや傾き、はさみを持っていない反対の手の位置、切る速さなどに注目しながら楽しく切っていきます。
また、切り方に加えてもうひとつ生徒さんと学習しているのは、はさみの渡し方(返し方)です。
私はややオーバーアクションで、「どうぞ」と渡します。生徒さんは、「はい」とか「どうも」あるいは「サンキュー」などと言って、受け取ってくれます。そして、切る作業の一区切りではさみを返してもらいます。
相手に刃先を向けないようにすんなりと返せる生徒さんもいれば、何回も自分の手のひらで回転させながら向きを整えてから返す生徒さん、もいます。
「ここも切りまーす、どうぞ」「今度はここを切ってくださーい、どうぞ」とあえて何回かに切る作業を分けて、返す場面をたくさん作っています。繰り返しの中で、皆だんだんと覚えていっています。
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