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Mくんの到達点

・・・・造形リトミック研究所ブログ・・・・・

このブログでは、造形リトミック教室での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※

おはようございます。造形リトミック・国立教室の今村です。

高校生のMくんは、学校の帰りにひとりで教室に通ってきます。少し早めに着くと、時間までノートを広げて漢字の宿題に取り組んでいます。毎週違う漢字を宿題にしていて、次の週の授業で確認をしています。Mくんは、いつもほぼ満点に近い点をとります。

先日の確認でのこと、今月のテキストより「けものへん」の漢字、「狐」「狼」「狸」「猪」「猫」「猿」「獏」をずらりと宿題にしました。でもMくんは、なじみのある「猫」と「猿」以外は記入することが出来ませんでした。

「あー、覚えられなかったー」と残念そう。
「似たような漢字で、ややこしかったね」と思わず慰めたくなり言葉をかけました。

するとMくんは、
「今週の宿題もまたここをやってきていいですか?次は必ず全部覚えてくるから」と言ったのです。そのやる気の言葉に感激です。学習してそれが出来た時の喜びを知っているMくんの到達点は、講師ではなくMくん自身が決めることだったのですね。

次の週、Mくんは「けものへん」もスラスラとパーフェクトでした。

今週は電車の好きなMくんに、丸の内線の駅名の漢字を宿題に用意しています。

http://www.zoukei-rythmique.jp