・・・・Elephasブログ・・・・・
このブログでは、発達支援教室Elephas(エレファース)での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※
おはようございます。
発達支援教室 Elephas(エレファース)・国立教室の丸山です。
Uくんが、授業の後、窓をさして伝えてくれました、
「挟んだら、指が痛いですよ」。
この日は風が強い日でした。窓は閉めていたのですが、その音が室内に聞こえてくるほどの強風でした。きっと授業中にも伝えたい気持ちを持っていたのでしょうけれど、授業中は学習に向き合い、全てが終わった後に伝えてくれました。
風が強いと窓を閉める、その際に講師が指を挟まないように、と気遣ってくれたのです。
お母さまによると、幼いころ窓の開閉の際に、彼によく言い聞かせていらしたとのこと。よく言い聞かせられたことは、何年たっても記憶に残っていて、そして、人を気遣う際に自ら発信してくれるのですね。
講師としても、発する言葉に気持ちを乗せて、届けたいと思いました。窓を開閉するたびに、Uくんの気遣わしげな優しい顔を思い出しています。
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