記事一覧

トーキングエイドで

・・・・Elephasブログ・・・・・

このブログでは、発達支援教室Elephas(エレファース)での日々のふとした出来事や気づきを記述しています。知的障害や発達障害をもつひとりひとりの生徒さんの学びと成長の姿を共有し、親御さんと共に療育についてゆったり楽しく考えていきたいと思います。
※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※

おはようございます。
発達支援教室 Elephas(エレファース)・越谷教室の堀尾です。

Kくんは、トーキングエイドを使い始めて1年近くになります。今では数語を並べて、ご家族との休日の出来事などを教えてくれます。

私が担当講師としてKくんとの学習を始めたのは、今から4ヶ月前、ちょうど、越谷教室近くの公園の桜の淡いピンク色が素敵だった頃でした。

桜の大好きなKくんは、5月の若葉の時季になると、大好きな桜のピンクの中に緑を散りばめて新緑の季節の到来を表現しました。講師がピンクの色合いにのみつい見とれたままでいると、何か不満そうな顔。

「はっぱ」とトーキングエイドで打ちました。

「桜はピンクから、葉っぱの緑に変わってきたよ!」、ということをトーキングエイドのひと言で、力強く教えてくれたのです。
「はっぱ」!と。

自然のうつり変わりを感じ、表現しようとする気持ち、すてきだな、と感じたことを覚えています。
それとまた、その頃からKくんにとってトーキングエイドが、言語表現の大きな有効な手段となり始めていたのです。


発達支援教室Elephas(エレファース)
http://www.zoukei-rythmique.jp