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元の明るい色を

※ここでは親御さんの了承をいただいた記述をお伝えしています※

おはようございます。
発達支援教室 Elephas(エレファース)・国立教室の神原です。

東日本巨大地震、大きな被害を受けられた方々には心よりお見舞い申し上げます。

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津波に流され、助かった4歳ぐらいの男の子。
その後、夜泣きが続き、「水・・・お母さん・・・水がくるよ!」
とうなされ・・・昼間もお母さんから一時も離れられなく
なりました。

避難所での厳しい生活の中で、少しでも楽しいことを・・・と、
男の子に絵を書かせたところ、
暗い色での乱暴な”殴り描き”の絵を、何枚も何枚も・・・

しばらくそんな状態が続き、お母さんも心を痛めていましたが、
あることをきっかけに、男の子に変化が・・・

その避難所で出会った中学生の女の子たちが中心になって、
他の子どもたちと一緒に、紙飛行機を習って折って、
飛ばしたり(「ワー!」「キャ~!」上がる歓声)、

お絵かきをしたり
(ひとりで描くのではなく、中学生の”お姉さん”の
「すごいねー!」「上手だね!」温かな声かけの中で
好きなものを描く)

そのうちに硬かった表情も笑顔が見られるようになり、
描く絵も、元の好きだった赤や青などの明るい色を
使うように・・・

そんな男の子の様子にお母さんが涙ぐまれている姿が印象的でした。

男の子の心を変えたのは何か-----
----私にできることは何か・・・このニュースを見て、
改めて「造形リトミック」の持つ力について
考えていきたい・・・と思いました。

発達支援教室Elephas(エレファース)
http://www.zoukei-rythmique.jp